お祭り北東北!

東北の夏の3大まつりといわれる、青森ねぶた、秋田竿燈、仙台七夕。
このうち、秋田竿燈まつりと青森ねぶた祭を見物しました。
しかし、いちばんの目的は「お祭り北東北」…

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鉄分の濃い記録はこちら


〜その1〜

 今回使用するきっぷは、JR東日本管内の特急の指定席まで使える「三連休きっぷ」。8月3日金曜日、休みをとってお出かけです。まずは東北新幹線やまびこ1号で盛岡へ。

やまびこ1号

 盛岡から乗り継ぐのは、快速ぐるっとさんりくトレイン。盛岡から山田線宮古〜釜石、さらに釜石線に入り盛岡までぐるっと一周する列車です。
 待ち時間があったので駅前に出てみました。北上川の川べりに、石川啄木の歌碑と花壇を発見、しばし休憩しました。駅に戻り、駅の外観を眺めると、駅名も啄木の筆でした。

北上川べり 盛岡駅

 改札口前で気になる表示を発見。夕方に乗るつもりの北上線の西半分が、2日前の豪雨でバス代行になっているらしい。改札口で訊ねてみると、代行バスの時刻はわかったものの便数が少なく、乗るつもりの列車の代行がない! とりあえず状況をみながら検討しよう、と予定どおり山田線の乗り場にむかいました。
 ぐるっとさんりくトレインは、ジョイフルトレイン「KENJI」を使用した3両編成。先頭と最後尾は前面展望がきくつくりになっています。1号車は釜石までは最後尾、後ろを見ながら進みます。
 車内にはパンフレットや沿線の施設の割引券が置かれていました。各種施設にまじって三陸鉄道の割引券もあり、翌日乗るつもりだったのでもちろんもらってきました。

ぐるさんトレイン KENJI展望室

 盛岡を出てしばらくは盛岡の市街地を走りますが、10分も走るともう民家が見えなくなりました。山田線は極端に本数の少ない路線で、とくに途中の上米内から川内までの51.6kmはふだんは1日に上下各4本ずつしか運行されず、しかもそのうち半数は快速列車。大志田という小駅には下り1本、上り2本しか停車しません。
 その貴重な列車と、途中の駅で行き違いました。車窓はほとんどが山。大きめの駅に近づくと集落が見えてきます。区界を過ぎると、75kmにわたって渓流が続き太平洋に注ぐという閉伊(とい)川に沿って進みます。
 車内放送では、沿線のみどころや話題がテープで流されます。車掌さんは、流すタイミングがまとめられたメモを見ながらテープをまわしていました。

区界で快速リアスと交換 閉伊川

 宮古から釜石までは海沿いの区間で、車窓もがらりとかわります。この区間で見える浪板海岸は遠浅で、波が寄せるのみで返さないので「片寄せ海岸」とも呼ばれ、全国海岸55選にも入っているそうです。

浪板海岸

 釜石で列車の進行方向がかわり、1号車が前になります。右が今まで走ってきた山田線、左がこれから進む釜石線の線路です。

釜石駅構内

 釜石までは全車指定席でしたが、後ろの2両はここから自由席に。釜石から花巻まではほぼ同時刻の普通列車を運休させてこの列車を運行しているための措置でしょう。小さな無人駅では普通列車に乗ろうときょろきょろする人もいて、その都度車掌さんが案内に走っていました。
 陸中大橋の直前、車窓左側の上のほうに黄色い橋桁が見えます。じつはこれ、このあと走る線路。高低差が大きいこの区間、セミループ(道路でいえばヘアピンカーブ)で建設したためこんな風景が見えるようになりました。陸中大橋駅を出てカーブトンネルを抜けると、先ほど通った線路が眼下に見おろせます。

セミループ通過前 セミループ通過後

 田んぼの中に突如出現した、東北新幹線との接続駅の新花巻で客の多くが下車。そして列車は花巻に到着。予定ではここから東北本線を2駅南下し、北上から北上線に乗り継ぐつもりでしたが、北上線はやはりバス代行のよう。少ない代行バスだと秋田の竿燈祭に間に合わなくなりそうなので、ぐるさんトレインでそのまま盛岡に出て、秋田新幹線で秋田に行くことにしました。
 花巻から1号車は再び最後尾。ここからは全車自由席になりますが、臨時列車のためか乗ってくる人はそんなにいませんでした。今までの走りとはうってかわって、複線の東北本線を快調にとばし、6時間ぶりに盛岡に戻ってきました。

新花巻駅 花巻駅にて

 秋田ゆき新幹線こまちの指定券がとれ、ゆったりと秋田へ。車窓の雲行きが怪しくなってきたので、念のため竿燈まつり事務局に問い合わせてみると、予定どおり開催されるということでひと安心。開催まで時間があるので、数少なくなったDC急行「よねしろ」に3つめの追分まで乗ってみました。

こまち車窓から 急行よねしろ

 さて、いよいよ竿燈まつりの会場に向かいます。



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